こんにちは、ナスキリンです。
小学校1年生に進学する際、仕事と育児の両立が難しくなる「小1の壁」。その主な原因の一つは、子どもの預け先の保育時間が短くなる点です。選択肢の幅がより広がるため、何が最良の選択肢なのかわからないと、悩む保護者の方も多いと思いのではないでしょうか。
本記事では共働き家庭を中心とした「小1の壁」に直面する保護者に向けて、何をリサーチする必要があるのかをご紹介します。
1.学童保育
学童保育は、共働き家庭の子どもが放課後に過ごすための施設です。公立学童と民間学童があり、地域によって利用可能な施設が異なります。
公立学童:まずは利用料金が安価な公立学童について調べてみましょう。ただし定員が限られているため、早めに申し込む必要があり、申し込んでも利用できない場合もあります。また、保育時間が十分なのかも確認が必要です。
民間学童:公立学童の預かり時間が不十分であったり、定員の問題などで利用できない場合、民間学童についても調べる必要があります。一般的に公立の学童より多様なプログラムや長時間の預かりが可能な場合がありますが、利用料が公立学童に比べて割高になることがあります。
ナスキリンの地域にある民間学童は、月額約5,000円の利用料ですが、18時に閉所してしまうため預かり時間が不十分でした。一方、民間学童は月額19,800円の利用料で別途延長料金が必要な場合があり、民間の学童よりも割高になりますが、最長19時40分まで開所しているため、預かり時間は十分というメリットがありました。
2.ファミリー・サポートサービス
ファミリー・サポートサービスは、地域の子育て支援を目的とした制度で、子どもを預けたい人と預かりたい人が助け合う仕組みです。子どもを一時的に預けたり、送迎を依頼したりすることができます。特に、急な用事や仕事の都合で子どもを預ける必要がある場合に便利です。1時間あたりの報酬が発生するため、学童でカバーできないところを補うという利用方法が現実的です。シッターサービスより利用料がリーズナブルなことが多く、地域密着型で、柔軟なサポートが受けられるというメリットがあります。一方、事前に顔合わせが必要で、急な依頼には対応しづらく、サービスやクオリティにばらつきがあることがデメリットとして挙げられます。
上記のデメリットが気になるなら、利用可能なシッターサービスの調査検討をすることもおすすめです。
ナスキリン家では、小学校と学童の距離が1.3kmと少し離れているので、学校から学童までの送りの依頼を検討しています。
3.習い事と連携した預かりサービス
英会話教室やスポーツクラブなどで授業の前後に預かってもらえるプログラムがあります。子どもたちのスキルアップを兼ねていることは利点ですが、かなり割高な利用料が必要となることは避けられません。またそういったサービスを実施している施設はそこまで多くないため、地域差のある選択肢と言えるでしょう。ただし、お金が十分にあって、子どもがその習い事を気に入った場合は、有効な選択肢になり得ます。送迎付きのサービスも多いので、安心安全な選択肢とも言えますが、万人にオススメできるわけではありませんね。
ナスキリン家の地域で利用可能なサービスは、入会料や年会費が2万円を超え、週5回往復送迎付きのプランを選択すると月額80,000円以上でした。食費や各種習い事の費用は含まれていないので、選択するのはかなり難しいですね・・・。
まとめ
保育園を選ぶ「保活」と違い、学童は基本的に学区に複数あるものではないので、リサーチ量は多くありません。公立と民間それぞれの学童の利用料と預かり時間を確認し、不十分な点があればファミリーサポートやシッターサービスが受けられるよう、事前に調査し必要に応じて登録を済ませておく必要があります。家計に大きな余裕がある場合は、習い事を兼ねた預かりサービスも調べてみると良いかもしれません。
ただ、どこまでいっても「小1の壁」を預け先のみで解決することはなかなか難しいです。働き方についてしっかり検討することもセットで必ず行い、夫婦のキャリアプランと子育てプランのすり合わせを行わないと、乗り越えられない大きな壁だと思います。