結婚したら、家計管理をはじめましょう。
わかります、嫌ですよね。面倒ですよね。できないですよね。でも、まだ帰らないでください。
まず、家計管理をして何を実現したいのか、イメージしてください。
例えば私の場合はどうか。
年間100万円、家族旅行に費やすと決めています。今は年に2回ディズニー、1回は沖縄ですね。
それから、幼い二人の子どもに将来やりたいことができたら、なるべくさせてあげたい。
夫婦で昼からお寿司を数貫つまみながら、お酒を飲むようなご機嫌な老後を過ごしたい。
現在も、未来もめちゃくちゃ金かかる感じです。
そのためには、家計管理しないととても厳しいのです。
「漠然と、ぼんやりと、なんとなく将来が不安なので、家計管理をしよう」
そんな程度の目標ではできないくらい、家計管理というのは面倒なものです。
結婚したらまずやるべきは、「何にお金を使う家族なのか」を夫婦で擦り合わせることです。
たくさん、たくさん、話してください。
話終わったら、このブログにまた戻ってきてください。
家計管理は仕組みづくりで8割決まる。
おかえりなさい。
家計管理のやる気マンマンですね、素晴らしい。
けれど、やる気はなかなか長続きしないものです。面倒なことなら、なおさらですね。
なので、大切なことは仕組みをつくって、簡単にできるようにしないといけません。
家計管理においては、家計簿アプリの活用一択です。(特にめんどくさがりな人には)
1日の大半を占めるスマホをいじりタイムの中に、家計管理を忍び込ませることができれば、ほぼ勝ったも同然です。
しかし、この家計簿アプリの活用には、3つのコツがあります。
①相性の良いネット銀行と、クレジットカードを使う。
②なんでもクレジットカードで支払う。
③銀行口座は1人1つ、クレジットカードも1人1枚にする。
この3つを押さえることで、家計管理は8割できたと言っても過言ではありません。
最初は少し面倒かもしれませんが、やる気があるうちに、一気にやることが大切です。
楽天銀行で口座を開設し、メイン口座にする。
家計簿アプリは、銀行口座やクレジットカードの情報を紐付けることで、力を発揮します。
ですが、どの銀行口座でもその紐付けがうまくいくわけではありません。
そもそも紐付けができなかったり、紐付けできても何かと手間がかかるということが少なくないです。
家計簿アプリを使う上で、基本的に銀行は連携がしやすいネット銀行がオススメです。
というか、ここは悩むだけ時間が無駄なので、楽天銀行の口座を開設してください。お願いします。
比較検討することで得られるものはかなり少ないです。
楽天銀行の口座を開設したら、給与の振り込み口座に設定と、クレジットカードの支払い口座に設定をして、メインの口座にしてください。
これを自分とパートナーで2回繰り返せば、まずは最初のステップは完了です。
楽天銀行以外の銀行口座を、すべて解約する。
家計管理は、シンプルでないといけません。
管理する口座は限りなく少なくしましょう。
解約は面倒ですが、使用しない銀行口座の放置はデメリットに溢れています。
使用していない銀行口座は、口座維持手数料を取られることがあります。
また10年放置すると休眠預金にされて、手続きをしないと引き出せなくなったりします。
それから思わぬ埋蔵金を発見することにもつながります。
放置していた銀行口座に、そこそこの預金が眠っていたというのは、あるあるです。
ためらうことなく、楽天銀行以外の口座は解約してください。
これを自分とパートナーで2回繰り返す必要があります。
それなりに時間も取られるので、早めに着手していきましょう。
クレジットカードは楽天カードを発行する。
クレジットカードは、年会費が無料なら最低条件はクリアです。
ですが銀行口座を楽天銀行にしたので、楽天カードにすると何かと便利です。
ゴールドやプレミアムカードにしなくて良いです。
年会費がかかるカードは、それを回収するために無駄な出費を生むタネなので。
国際ブランドは悩んだらVISAで良いです。ここも時間のかけるところではありません。
そして、あらゆる決済を楽天カードで行ってください。
どんなに少額でも、です。
家計管理において現金払いは敵です。
なぜなら支払い履歴が残らないからです。
レシートが出ますが、レシートを使って管理できる人間なら、苦労しませんよね。
もちろん現金払いのみというところもあるので、100%は難しいと思うかもしれませんが、やってみると意外と現金なしでも生きていけるものです。
あらゆる決済を楽天カードで行うために、スマホのタッチ決済ができるように設定しておきましょう。
クイックペイ対応のお店なら、カードを出すことなく、カードで払うより早く決済が完了します。
慣れるとかなり快適です。
あと、決済額に応じて楽天ポイントが貯まりますが、カード払いに充当ができるので、ポイントの使い方で悩む必要もないのも良いです。
ちなみにポイ活という言葉がありますが、ポイントのために余計なものを買ったりすることにつながるので、やらない方が良いです。
パートナーも楽天カードでもちろん良いですが、共働きでないのなら、家族カードを発行することもオススメします。
メインの口座からまとめて引き落とすことができるので、そっちが楽なら家族カードにしてください。
楽天カード以外のクレジットカードはすべて解約する。
銀行口座同様、あれこれ管理するカードがあるのは家計管理に悪影響です。
実は年会費払ってたなんてこともあるので、どんどん解約してください。
たまにポイント目当てでクレジットカードを使い分けている人いますが、家計管理には不向きです。
楽天カード1枚にしてください。
クレジットカードの解約は電話しないといけないことが多く、しかも全然つながらないので、心が折られやすいです。
万全な体調で、コツコツと解約してください。
家計簿アプリをダウンロードする。
ようやくここまでたどり着きましたね。
お疲れ様でした。
楽天カードと家族カードの2枚を利用するご夫婦であれば、楽天カードアプリを利用して明細を見れば、簡単に支出を把握することもすでに可能です。
ですが、家計管理においてはまだ不十分です。
家計簿アプリを入れてください。
「マネーフォワードME」というサービスが有名ですが、無料版は4つしか口座連携ができないので、私は「おかねのコンパス」を使っています。
まあ、どちらでも良いのでまずは試してみてください。
そして、夫婦の銀行口座2つと、クレジットカード2枚を連携させれば、一旦完成です。
あとはスキマ時間にアプリをタップして、定期的にチェックする習慣をつけていきましょう。
ここで注意したいのは、お互いの支出を干渉しすぎないことです。
支出を見える化することで、お互いの支出が無駄に見えて口出ししたくなることでしょう。
これをやると、やられた方は支出を隠すようになります。
家計管理は、夫婦が協力して行わないと意味がありません。
仕組みをつくったら、次にやるべきは無駄な固定費の見直しです。
が、これはまた次回。