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【2025年最新】新NISA、SBI証券と住信SBIネット銀行の組み合わせはどう?メリット・デメリット・始め方まで解説

2024年から始まった新NISA。非課税期間が無期限になり、年間投資枠も拡大されたことで、資産形成への関心が一層高まっています。そんな中、「どの金融機関でNISA口座を開設すべきか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

有力な選択肢として注目されるのが、SBI証券住信SBIネット銀行の組み合わせです。SBI証券でNISA口座を開設し、それを住信SBIネット銀行と連携させることで、非常にスムーズかつお得に資産運用を始められます。さらに、住信SBIネット銀行そのものが持つ、メインバンクとしても優れた利便性も、あわせてご紹介します。

「SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせるメリットは?」
「住信SBIネット銀行って、銀行としてどうなの?」
「具体的な始め方や注意点も知りたい」

この記事では、SBI証券と住信SBIネット銀行の組み合わせを検討している方に向けて、そのメリット・デメリット、具体的な口座開設の手順、おすすめの商品選びまで、あらゆる角度から徹底解説します。あなたのNISA口座、そしてメインバンク選びの参考に、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること

  • 新NISAの基本(旧NISAとの違い、メリット・デメリット)
  • SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせる具体的なメリット
  • 住信SBIネット銀行自体の優れた点(手数料、金利、アプリ、サービスなど)
  • 新NISAの始め方(SBI証券での口座開設と連携ステップ)
  • SBI証券で取り扱っている新NISA対象の人気商品例
  • 知っておくべき注意点やデメリット
  • お得なキャンペーン情報

そもそも新NISAとは?2024年からの変更点を分かりやすく解説

まずは基本から。新NISAがどのような制度なのか、旧制度との違いやメリット・デメリットを押さえておきましょう。

新NISAの概要:2つの投資枠と非課税の仕組み

新NISAは、個人の資産形成を後押しするための税制優遇制度です。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をして利益(配当金や売却益)が出ると、約20%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。しかし、NISA口座内で得た利益には、この税金がかかりません。

新NISAには、特徴の異なる以下の2つの投資枠が設けられています。

  • つみたて投資枠:
    • 年間投資上限額:120万円
    • 対象商品:長期の積立・分散投資に適した、金融庁が定めた基準を満たす投資信託に限定されます。手数料が低く、コツコツと資産を育てることに向いた商品が中心です。
  • 成長投資枠:
    • 年間投資上限額:240万円
    • 対象商品:上場株式(国内・海外)、投資信託など、つみたて投資枠よりも幅広い商品が対象です(ただし、高レバレッジ型投信や一部の毎月分配型投信などは除外されます)。

この2つの枠は併用することができ、年間で最大合計360万円まで非課税で投資できます。また、生涯を通じて非課税で保有できる元本の総額(生涯非課税保有限度額)は1,800万円と定められています(ただし、成長投資枠だけで使えるのは最大1,200万円まで)。

旧NISAからの進化点:より使いやすく、長期投資向けに

新NISAは、2023年までの旧NISA(一般NISA・つみたてNISA)から大幅に制度が拡充されました。主な変更点は以下の通りです。

  • 非課税保有期間の恒久化: 旧NISAでは非課税期間に期限がありましたが(一般NISA5年、つみたてNISA20年)、新NISAでは無期限になりました。これにより、期間を気にせず、長期的な視点で資産運用に取り組めるようになりました。
  • 年間投資枠の大幅な拡大: 旧NISA(一般NISA120万円、つみたてNISA40万円)と比較して、年間投資枠が大幅に増えました(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円)。より多くの資金を非課税メリットを活かして運用できます。
  • 制度自体の恒久化: 旧NISAは時限的な制度でしたが、新NISAは恒久的な制度となり、いつでも口座開設や投資を始めることができます。
  • 投資枠の再利用が可能に: 新NISAでは、保有している商品を売却した場合、その元本分の非課税枠が翌年以降に復活し、再利用できるようになりました。これにより、ライフステージの変化などに合わせて、より柔軟に資産のポートフォリオを見直すことが可能です。

新NISAのメリット:税金がかからないだけじゃない

新NISAを活用する主なメリットをまとめると、以下のようになります。

  • 運用益が非課税になる: 何と言っても最大のメリットは、NISA口座内で得た利益に税金がかからないことです。手元に残るお金が増えるため、効率的な資産形成が期待できます。
  • 長期的な資産形成を後押し: 非課税期間が無期限になったことで、複利効果(利益がさらなる利益を生む効果)を最大限に活かした、長期的な視点での資産形成に取り組みやすくなりました。
  • 投資の選択肢が広い: つみたて投資枠と成長投資枠を組み合わせることで、安定志向の方から積極投資派の方まで、ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせた柔軟な運用が可能です。

新NISAのデメリット:知っておくべき注意点

一方で、デメリットや注意点も理解しておく必要があります。

  • 元本保証ではない: NISAはあくまで投資であり、預金とは異なります。投資した商品の価格が変動するため、運用成績によっては元本を下回る(損をする)リスクがあります。
  • 損益通算・繰越控除ができない: 通常の課税口座(特定口座や一般口座)では、ある投資で出た損失を、他の投資で出た利益と相殺(損益通算)したり、損失を翌年以降に繰り越して将来の利益と相殺したりできますが、NISA口座ではこれらの制度を利用できません。NISA口座での損失は、NISA口座内だけで完結します。
  • 金融機関の変更に制限がある: NISA口座は、原則として一人一つの金融機関でしか開設できません。金融機関を変更したい場合は、年単位での手続きが必要となり、その年の間は元の金融機関でしか取引できません(もしくは取引自体を停止する必要があります)。そのため、最初の金融機関選びは慎重に行うことが重要です。

【連携だけじゃない!】SBI証券×住信SBIネット銀行のメリットと銀行自体の魅力

新NISA口座は多くの金融機関で開設できますが、その中でもSBI証券を選び、住信SBIネット銀行と連携させる方法がなぜ人気なのでしょうか?その理由となるメリットを、連携面と銀行自体の魅力の両面から詳しく見ていきましょう。

連携メリット①:SBI証券とのシームレスな資金移動「SBIハイブリッド預金」

これがSBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせる最大のメリットと言っても過言ではありません。

  • 自動振替で手間いらず: 住信SBIネット銀行の「SBIハイブリッド預金」は、SBI証券の買付余力に自動的に反映される特殊な円預金です。通常、証券口座で株や投資信託を買うには、銀行口座から証券口座へ事前に入金(振替)する手間がかかりますが、SBIハイブリッド預金にお金を入れておけば、その残高が直接SBI証券での買付代金として利用できます。つまり、面倒な資金移動の手間が一切かからず、投資したいタイミングを逃しません。
  • 有利な金利も期待できる: SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行の通常の円普通預金よりも有利な金利が設定される傾向にあります(金利は市場動向により変動します)。投資資金を一時的に待機させている間も、普通預金より効率的に運用できる可能性があるのは嬉しいポイントです。
  • 外貨取引もお得に: 将来的に新NISAの成長投資枠で米国株などに投資する場合、米ドルが必要になります。住信SBIネット銀行は為替手数料(コスト)がネット銀行の中でもトップクラスに安いため、SBI証券で外貨建て商品を購入する際にも有利です。円から米ドルへ交換するコストを抑えられます。

連携メリット②:業界トップクラスの手数料の安さ(NISAも銀行も)

長期投資において、手数料はリターンを確実に蝕むコストです。その点、この組み合わせは非常に優れています。

  • NISA口座での売買手数料が無料: SBI証券では、新NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)における国内株式の売買手数料、および一部を除く投資信託の買付手数料無料です。取引のたびに手数料を気にする必要がないため、特に積立投資や頻繁に売買する方にとっては大きなメリットとなります。
  • 銀行利用の手数料も安い: 住信SBIネット銀行自体も、手数料の安さで人気があります。特に便利なのが「スマートプログラム(スマプロランク)」です。預金残高や住宅ローンの利用、給与振込の設定など、様々な条件に応じてランクが決まり、ランクが上がるほどATM利用手数料(提携ATM)他行宛振込手数料無料回数が多くなります。日常的な銀行取引のコストも大幅に削減できるため、メインバンクとしての利用価値も非常に高いです。
  • 便利な自動入金・自動振込も無料: 他の銀行口座から毎月決まった額を自動で住信SBIネット銀行に入金する「定額自動入金サービス」や、家賃や習い事の月謝などを毎月決まった日に自動で振り込む「定額自動振込サービス」も手数料無料で利用できます。資金管理の手間とコストを同時に削減できる、非常に便利なサービスです。

連携メリット③:豊富な商品ラインナップで多様なニーズに対応(SBI証券)

投資対象の選択肢の多さも、SBI証券が選ばれる大きな理由です。

  • つみたて投資枠: 低コストで長期投資に適したインデックスファンドを中心に、金融庁の基準を満たした商品が豊富に揃っています。「全世界株式」や「米国株式(S&P500)」といった定番ファンドはもちろん、多様な選択肢の中から自分に合ったものを選べます。
  • 成長投資枠: 国内株式、米国株式、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)など、非常に幅広い商品を取り扱っています。個別株投資に挑戦したい方、より高いリターンを目指したい方など、様々な投資家のニーズに応えることができます。

連携メリット④:ポイントが貯まる・使える!お得なポイ活も

現金を使わずに投資を始められたり、普段の生活で貯めたポイントを有効活用できたりする点も魅力です。

  • ダブルでポイントが貯まるチャンス:
    • 住信SBIネット銀行の利用で: 給与や年金の受取、口座振替、外貨積立、デビットカードの利用などで「スマプロポイント」が貯まります。このポイントは現金やJALのマイルに交換可能です。
    • SBI証券の利用で: 投資信託の保有残高、国内株式の購入、金・プラチナ取引などで、「Vポイント」「Pontaポイント」「dポイント」「JALのマイル」「PayPayポイント」の中から選択したポイントが貯まります。クレジットカード積立(三井住友カードなど)を利用すれば、さらに積立額に応じたポイントも獲得できます。
  • ポイントで投資ができる: 貯まった各種ポイント(Vポイントなど)を使って、1ポイント=1円として投資信託などを購入できる「ポイント投資」に対応しています。現金を使わずに投資経験を積めるので、投資初心者の方でも気軽に始めやすいのがメリットです。

銀行としての魅力①:直感的で高機能!アプリの使いやすさと安全性

日常的に使うものだからこそ、アプリの使いやすさは重要です。

  • ストレスフリーな操作感: 住信SBIネット銀行、SBI証券ともに、ユーザーインターフェース(UI)が洗練されており、直感的で分かりやすい操作性に定評があります。残高照会、入出金明細の確認、振込、各種設定などがスムーズに行えます。特に住信SBIネット銀行アプリは、シンプルで見やすいデザインが好評です。
  • スマホで完結する利便性: ほとんどの手続きがアプリ上で完結するため、場所や時間を選ばずに銀行取引や投資管理を行えます。忙しい現代人にとって、この利便性は大きなメリットです。
  • 強固なセキュリティ対策: 住信SBIネット銀行が提供する「スマート認証NEO」は、アプリ上で生体認証(指紋や顔)を使って取引を承認する仕組みで、従来のパスワード認証よりも格段にセキュリティが高く、不正送金のリスクを大幅に低減します。大切な資産を安心して預けられる体制が整っています。

銀行としての魅力②:お金の管理がしやすい「目的別口座」

計画的な貯蓄や資金管理に役立つ、住信SBIネット銀行独自の便利な機能です。

  • 仮想の口座で資金を仕分け: 代表口座とは別に、アプリ上で自由に名前を付けた仮想の「目的別口座」を複数作成できます。「マイカー資金」「教育資金」「旅行資金」「住宅購入頭金」など、目的ごとにお金を分けて管理することで、資金の用途が明確になり、使い込みを防ぐ効果があります。
  • 目標設定でモチベーション維持: 各目的別口座には、目標金額や目標達成日を設定できます。目標に対する進捗状況が可視化されるため、貯蓄のモチベーションを維持しやすくなります。生活費口座、貯蓄口座、そして投資(SBIハイブリッド預金)と、お金の置き場所を明確に分けることで、家計管理が非常にしやすくなります。

銀行としての魅力③:魅力的な金利のローン商品など、総合力の高さ

NISAとは直接関係ありませんが、銀行としての総合力も評価されています。

  • 競争力のある住宅ローン金利: 住信SBIネット銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が魅力で、変動金利・固定金利ともに業界最低水準を争うレベルです。諸費用を含めたトータルコストも抑えやすく、多くの利用者から支持されています。
  • 手続きのオンライン完結: 住宅ローンをはじめ、カードローンや教育ローンなどの申し込みから契約まで、多くの手続きがオンラインで完結する点も、忙しい方にとっては大きなメリットです。

このように、SBI証券との連携メリットだけでなく、住信SBIネット銀行自体が持つ手数料の安さ、便利な機能、高いセキュリティなどが、新NISAを始める上で大きな安心感と利便性をもたらしてくれます。

SBI証券 × 住信SBIネット銀行で新NISAを始めるための簡単ステップ

では、実際にこの組み合わせで新NISAを始めるための具体的な手順を、ステップごとに見ていきましょう。

ステップ1:住信SBIネット銀行の口座開設(まだ持っていない場合)

まずは、連携の要となる住信SBIネット銀行の口座を開設します。

  • 申込方法: 住信SBIネット銀行の公式サイトまたは公式アプリから申し込みます。
  • 必要なもの: 運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。スマートフォンのカメラで撮影してアップロードする形式が一般的です。
  • 所要時間: アプリからの申し込みであれば、最短で即日~数日で口座開設が完了します。郵送での手続きも可能ですが、少し時間がかかります。
  • ポイント: すでにSBI証券の口座を持っている方でも、後から住信SBIネット銀行の口座を開設して連携させることは可能です。そのメリットは大きいので、ぜひ検討しましょう。

ステップ2:SBI証券の総合口座・NISA口座開設

次に、NISA口座を開設するSBI証券の口座を開設します。

  • 申込方法: SBI証券の公式サイトから申し込みます。「NISA口座も同時に申し込む」といった選択肢があるはずなので、チェックを入れましょう。
  • 連携申込: 申し込みの途中で、住信SBIネット銀行との連携(SBIハイブリッド預金利用など)に関する案内があれば、同時に申し込んでおくとスムーズです。
  • NISA口座開設の注意点: NISA口座の開設には、マイナンバーの提出と税務署の審査が必要です。そのため、証券総合口座の開設よりも時間がかかり、通常1〜2週間程度を見込んでおきましょう。すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、まず現在の金融機関で「金融機関変更」の手続きを行い、「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取得してから、SBI証券でNISA口座開設を申し込む流れになります。

ステップ3:SBIハイブリッド預金の設定

両方の口座が開設できたら、いよいよ連携の核となるSBIハイブリッド預金の設定を行います。

  • 設定方法: 住信SBIネット銀行のWebサイトまたはアプリにログインし、メニューから「SBIハイブリッド預金」を選択して申し込みます。特に難しい手続きはなく、画面の指示に従えば数分で完了します。SBI証券の口座番号などが必要になる場合があります。

ステップ4:NISA口座への入金(SBI証券へ)

投資を始めるための資金を準備します。SBIハイブリッド預金を利用する場合、以下の流れが最もスムーズです。

  • 資金移動: 住信SBIネット銀行の代表口座(通常の普通預金口座)に、他の銀行から振り込むなどして資金を入金します。
  • ハイブリッド預金へ振替: 代表口座から、SBIハイブリッド預金へ資金を振り替えます。この振替は、住信SBIネット銀行のアプリやWebサイトから簡単に行えます。一度ハイブリッド預金に入れてしまえば、あとは自動的にSBI証券の買付余力に反映されます。
  • 直接入金も可能: もちろん、住信SBIネット銀行以外の銀行から、直接SBI証券の証券口座へ入金することも可能です。

ステップ5:投資する商品の選定と購入(SBI証券で)

いよいよNISA口座で投資を開始します。

  • 商品選定: SBI証券のWebサイトやアプリには、豊富な商品情報やランキング、検索ツールなどが用意されています。投資信託の場合は「投信パワーサーチ」、株式の場合は「銘柄スクリーニング」などを活用して、自分の投資方針に合った商品を探しましょう。初心者向けの情報も充実しています。
  • 購入方法:
    • つみたて投資枠: 積み立てたい投資信託を選び、「積立買付」を設定します。毎月の積立金額、積立日、決済方法(SBIハイブリッド預金、クレジットカードなど)を指定します。一度設定すれば、あとは自動で買い付けてくれます。
    • 成長投資枠: 購入したい株式や投資信託を選び、その都度「買付注文」を行います。株価や基準価額を確認し、注文数量や価格(指値・成行など)を指定します。

【商品選びの参考に】SBI証券で人気の新NISA対象商品

SBI証券の豊富なラインナップの中から、特に人気が高く、NISAでの長期投資に向いているとされる商品の例をいくつかご紹介します。ただし、これらはあくまで参考情報であり、特定の商品の購入を推奨するものではありません。ご自身の判断で商品を選びましょう。

つみたて投資枠の人気商品例(低コストインデックスファンド)

つみたて投資枠では、長期的に安定したリターンを目指す上で、運用コスト(信託報酬)が低いインデックスファンドが人気です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):
    • 特徴: 「オルカン」の愛称で親しまれ、日本を含む先進国・新興国の株式市場全体(約50カ国、約3,000銘柄)にこれ一本で分散投資できるファンドです。全世界の経済成長の恩恵を受けることを目指します。信託報酬も業界最低水準を追求しており、非常に人気があります。
    • 向いている人: どの国が成長するか予測するのではなく、世界全体に幅広く分散投資したい方。究極の分散投資を手軽に実現したい方。
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):
    • 特徴: アメリカの代表的な500社の株価指数であるS&P500に連動することを目指すファンドです。世界経済の中心である米国の大企業にまとめて投資でき、非常に低い信託報酬が魅力です。
    • 向いている人: 米国経済の成長に期待し、低コストで王道のインデックス投資をしたい方。

商品選びのポイント:自分に合った投資を見つけるために

数ある商品の中から何を選べば良いか迷う場合は、以下の点を考慮しましょう。

  • リスク許容度を把握する: 投資には必ず価格変動リスクが伴います。自分がどの程度の損失までなら精神的・経済的に受け入れられるかを考え、それに見合ったリスクの商品を選びましょう。一般的に、株式の比率が高いほどリスクは高くなります。
  • 投資目標を明確にする: 「いつまでに(期間)」「いくらくらい(金額)」の資産を築きたいのか、具体的な目標を設定しましょう。目標達成までの期間が長ければ、ある程度リスクを取って高いリターンを目指すことも可能です。
  • 運用コストを意識する: 特にインデックスファンドで長期の積立投資を行う場合、信託報酬などのコストはリターンにじわじわと影響します。わずかな差に見えても、数十年単位では大きな違いになるため、できるだけ低コストの商品を選ぶことが重要です。
  • 分散投資を心がける: 「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があるように、投資対象を一つの商品や国・地域に集中させるのではなく、複数の資産に分散させることがリスクを抑える基本です。全世界株式ファンドなどを活用するのも有効な方法です。

知っておきたい注意点とデメリット

最後に、SBI証券と住信SBIネット銀行の組み合わせで新NISAを始めるにあたって、改めて認識しておくべき注意点とデメリットをまとめます。

投資にはリスクが伴うこと

これはNISAに限らず全ての投資に言えることですが、最も重要な注意点です。

  • 元本割れの可能性: 銀行預金とは異なり、投資した商品の価格は日々変動します。購入時よりも価格が下落し、売却時に元本を下回ってしまう(損をする)可能性があります。特に株式や外国資産に投資する場合は、経済情勢や為替の変動により価格が大きく動くことがあります。
  • リスクを理解した上で投資する: NISAは税制優遇制度ですが、投資のリスクそのものをなくすものではありません。どのようなリスクがあるのか(価格変動リスク、為替リスク、信用リスクなど)を理解し、ご自身の判断と責任において投資を行う必要があります。

金融機関の変更は年単位の手続きが必要

一度NISA口座を開設すると、金融機関の変更は少し手間がかかります。

  • 1年に1金融機関の原則: NISA口座は、同一年内においては一人一つの金融機関でしか利用できません。
  • 変更手続きのタイミング: もしSBI証券でNISA口座を開設した後に、他の金融機関に変更したいと思った場合、変更手続きを行えるのは原則として年1回(通常、変更したい年の前年の10月から12月頃)です。手続きが完了すれば、翌年から新しい金融機関でNISAを利用できますが、その年の間は元の金融機関(この場合はSBI証券)でのNISA取引はできなくなります。
  • 慎重な金融機関選び: このような制限があるため、最初にNISA口座を開設する金融機関は、手数料、取扱商品、サービスの使いやすさなどを十分に比較検討し、納得のいくところを選ぶことが重要です。

NISA取引はSBI証券で行うという認識

住信SBIネット銀行はあくまで連携先であり、取引主体ではないことを理解しておきましょう。

  • 役割分担の明確化: 新NISA口座の開設申し込み、投資商品の選定・売買注文、運用状況の確認などは、すべてSBI証券のプラットフォーム(Webサイトやアプリ)で行います。住信SBIネット銀行のアプリやサイトで直接NISAの売買注文などはできません。
  • 住信SBIネット銀行の役割: 住信SBIネット銀行は、SBIハイブリッド預金を通じたスムーズな資金供給、銀行としての各種サービス(振込、ATM利用、ポイントプログラムなど)の提供、という役割を担います。この役割分担を理解しておくと、操作に迷うことが少なくなるでしょう。

SBIハイブリッド預金の金利は変動する

便利なSBIハイブリッド預金ですが、金利については注意が必要です。

  • 固定金利ではない: SBIハイブリッド預金の金利は、市場の金利動向や銀行の判断によって変動します。常に通常の普通預金よりも有利な金利が保証されているわけではありません。金利水準は定期的に住信SBIネット銀行の公式サイトで確認するようにしましょう。

【お得情報】住信SBIネット銀行・SBI証券の新NISA関連キャンペーン

SBI証券や住信SBIネット銀行では、新規顧客獲得やNISA利用促進のため、様々なキャンペーンを実施していることがあります。これから口座開設する方は、ぜひチェックしてみましょう。

  • 主なキャンペーンの種類:
    • 口座開設キャンペーン: SBI証券や住信SBIネット銀行の口座を新規に開設すると、現金やポイントがプレゼントされる。
    • NISAスタートキャンペーン: NISA口座を開設し、一定額以上の取引を行うと、特典(現金キャッシュバック、ポイント増量など)が受けられる。
    • 投信積立キャンペーン: 投資信託の積立設定やクレジットカード積立を行うと、ポイント還元率がアップする。
    • 他社からのNISA口座移管キャンペーン: 他の金融機関からSBI証券へNISA口座を移すと、特典がもらえる。
  • キャンペーン情報の確認方法: キャンペーン内容は期間限定であることがほとんどです。最新の情報や詳細な条件については、必ずSBI証券および住信SBIネット銀行公式サイトでご確認ください。お得な機会を逃さないようにしましょう。

まとめ:新NISAも日常使いも!SBI証券 × 住信SBIネット銀行は強力タッグ

今回は、新NISAを始めるにあたって、SBI証券と住信SBIネット銀行の組み合わせがいかに魅力的か、連携メリットと銀行自体の優れた点を、具体的な始め方や注意点も交えて詳しく解説しました。

SBI証券 × 住信SBIネット銀行の組み合わせがおすすめな理由

  • SBIハイブリッド預金による最強の資金連携
  • NISAも銀行利用も低コストな手数料体系
  • スマプロランクで使えば使うほどお得に(住信SBIネット銀行)
  • 豊富な商品ラインナップ(SBI証券)
  • ザクザク貯まる・使えるポイント制度
  • 直感的で安全な高機能アプリ
  • 目的別口座など便利な銀行機能(住信SBIネット銀行)

新NISAという税制優遇制度を活用することは、将来の資産形成において非常に有効な手段です。そして、そのパートナーとして、NISA口座を開設するSBI証券と、連携によってその利便性を格段に高め、かつ銀行単体としても非常に魅力的な住信SBIネット銀行の組み合わせは、初心者から経験者まで、幅広い方におすすめできる強力なタッグと言えるでしょう。

投資にはリスクが伴うことを理解した上で、まずは情報収集と口座開設(SBI証券、および必要であれば住信SBIネット銀行)から、新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


免責事項:

  • 本記事は、新NISAおよび関連する金融サービスに関する情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。
  • 投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
  • NISA制度や手数料、金利、キャンペーン情報、金融商品の内容は変更される可能性があります。必ず公式サイト等で最新の情報をご確認ください。(最終確認日:2025年4月29日)
  • 本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。

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